現役SEが語る「SEになって感じたメリット」

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SEとはシステムエンジニアの略で、クライアントの窓口となって、実現したい機能やサービスをヒアリングし、システム設計を行い、プログラマ(PG)がスムーズに開発できるように橋渡しをする仕事です。

日本ではSEとプログラマ(PG)を兼務するエンジニアも多く存在し、また、PGからSEに転身するケースも少なくありません。

今回はそんなSEになって感じたメリットをお話ししたいと思います。

SEにもいくつか種類がありますので、それぞれの働き方の違いや、メリットをご紹介します。

  • 派遣型システムエンジニア
  • 社内システムエンジニア
  • フリーランスエンジニア
ななころ

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目次

派遣型システムエンジニア

派遣型システムエンジニアは、企業や派遣会社に籍をおき、システムインテグレーター(SIer)と呼ばれるクライアントの窓口となる元請け企業へ派遣され、一定の契約期間で働くスタイルです。

メリット1:様々な文化や人間関係に出会える

派遣型システムエンジニアは、一定の契約期間で働きますので、様々なプロジェクトの進め方や、他社のエンジニアと関わることで、システム業界を俯瞰的に捉えることができ、自分のキャリアの選択肢を広げることができます。

また、仕事内容や人間関係が合わない場合は更新のタイミングで契約を見直すこともできますので、精神的な負荷も少ないでしょう。

ななころ

しかし、プロジェクト自体が消滅してしまったり、発注者の予算がなくなれば、契約を続けたくても終了となるリスクもありますので、その点は注意が必要です。

メリット2:働き方を選べる

派遣型システムエンジニアは、パートタイムやフル在宅勤務など、正社員よりも融通が効く条件で働くことができるため、元SEの専業主婦が再就職する場合や、子育て世代の方などライフステージにあった働き方が可能です。

また、未経験者でも採用されやすいため、まずは派遣型システムエンジニアとして様々な経験を積んで、フリーランスエンジニアを目指すという選択肢もあります。

ななころ

一般的な派遣契約は、勤務時間に上限を設けているため、正社員に比べて残業時間が少ない点もライフワークバランスを保てるのがメリットですね。

社内システムエンジニア

社内システムエンジニアは特定の企業のバックオフィスとして、社内全体のシステム管理からユーザーのシステム問い合わせ、自社システムの企画・開発などを行うシステムの何でも屋です。

メリット1:環境や収入の安定

社内システムエンジニアは、システムを利用する企業で正社員として働くため、仕事が無くなるということはありませんし、職場も環境も大きく変わることはありません。

しかし、派遣型システムエンジニアや後述するフリーランスエンジニアの様な自由度の高い働き方ができるかどうかは、企業の方針によります。

ななころ

企業を選ぶ際は在宅勤務やフレックスに対応しているか確認が必要ですね。

メリット2:上流工程が経験できる

社内システムエンジニアはシステムを作って稼ぐのではなく、システムを使って稼ぐのが仕事ですので、ビジネスの収益を最大化できるように業務を理解し、システムの企画や提案をするのが主な役割になります。

具体的には、ユーザー部門からキャッチアップした業務要件を基にシステム設計を行い、エンジニアやベンダー企業を集めて、開発をサポートする「上流工程」という業務を経験することができます。

ななころ

派遣型システムエンジニアやフリーランスエンジニアでは、そういった経験はなかなか出来ませんので、上流工程の経験を積んでリーダー職になるというキャリアパスも選べます。

メリット3:幅広い知識が身につく

社内システムエンジニアは、その名の通り社内のシステム全体を管理しますので、インフラからネットワーク、アプリケーションの知識など、システムの幅広い知識が身につきます。

また、ユーザー部門へのヒアリングや、経営陣へのシステムのプレゼンテーション、システムを発注する際のITベンダーとの調整など、コミュニケーションスキルが身につくことも大きなメリットです。

フリーランスエンジニア

フリーランスエンジニアは特定の企業に身を置かず、個人で営業を行い、決められた契約条件で働く個人事業主(フリーランス)のエンジニアです。

メリット1:場所や時間に縛られず働ける

フリーランスエンジニアは必要な時だけ採用されますので、自由度が高く、フル在宅勤務や、週4日勤務など、時間や場所に縛られずに働くことができます。

また、自分で営業を行うため、仕事を自分で選べます。

ななころ

やりたくない仕事や、人間関係で悩むこともないのが嬉しいですね。

メリット2:一般的なサラリーマンの平均年収より高い

フリーランスエンジニアは何も保障がない分、報酬も高く、一般的なサラリーマンの平均年収が500万前後に対して、フリーランスエンジニアの平均年収は700〜1,000万になります。

確定申告や税対策など本業以外の仕事は増えますが、それでも仕事の自由度に勝るものはなく、年々システムエンジニアのフリーランス化が加速しています。

ななころ

フリーランスエンジニアは、仕事がなくなると収入もなくなるため、市場のニーズやトレンドを押さえたり、プライベートの時間で新しい技術を学ぶなど、高収入を得るためには経験努力が大切にしましょう。

SEメリットの比較

それぞれの働き方の違いや、メリットをご紹介しましたが、最後に以下の表で違いをまとめましたので参考にしてみて下さい。

下記の記事ではより具体的なSEの仕事内容についての紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

本記事では様々な種類のSEの特徴となることのメリットをご紹介いたしました。

どのスタイルでも共通しているのは、コンピューターの専門家として、システムを使って誰かを助けたり、便利な世の中を作ることです。

そんな初心を忘れずに自己成長を続けていれば、ライフステージに合わせて自由に選ぶこともできますし、もっと人生が楽しくなることでしょう。

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