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バックエンドエンジニアとは、Webサイトの構築や運用において、ユーザーの目には見えない部分を担当する職種です。
Webサイトに必要となるサーバーやデータベースの構築、データ処理に必要なプログラミング開発、システムが止まらないように日夜監視を行う運用業務など、縁の下の力持ちです。
今回はバッグエンドエンジニアの魅力や、バッグエンドエンジニアになるために必要な言語、知識、スキルについてお話しさせていただきます。

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バックエンドエンジニアの魅力


まずはバックエンドエンジニアの魅力について見ていきましょう。
魅力①:安定した職場環境で働ける
バックエンドエンジニアはWebサービスを構築したら仕事が終わりということはありません。
サーバーやプログラムが問題なく動いているか監視したり、クライアントから新しい機能追加の要望があれば、既存の機能への影響や整合性を調査して、プログラミングやテストなど、クライアントがWebサービスを利用し続ける限り、バックエンドエンジニアの仕事は続きます。



そのため、Webサービスの開発プロジェクトが完了した後も、運用チームのメンバとして残り続けたり、そのままキャリアアップを目指すのであれば、チームを取りまとめるリーダーという立場で同じ職場環境で働き続けられるというメリットがあります。
魅力②:IT技術の幅広い知識が得られる
バックエンドエンジニアは、サーバーやデータデースの知識はもちろんのこと、プログラミング言語、OSやパッケージ製品のバージョンアップ情報など、システムが安定して稼働し続けるために、常にIT技術にアンテナを張って、知識も技術も時代に合わせてアップデートしていかなければなりません。



IT技術を学ぶのが好きで、スペシャリストを目指したいという方はバックエンドエンジニアは天職とも言えるでしょう。
魅力③:フロントエンドより年収が高い
バックエンドエンジニアはフロントエンドエンジニアに比べて学習コストが高いため、需要に対して人材が少ないという課題があります。
特にPHP、Java、Python、C#といったプログラミング言語を習得すれば、ベンチャー企業から大手上場企業まで活用している企業が多いため、好条件で採用される確率が高いです。



特にPythonを扱うAIエンジニアともなれば、新卒でも年収600~1,000万で採用募集をかけている企業も多く存在しています。
バッグエンドエンジニアになるために必要なもの


次はバッグエンドエンジニアになるために必要なスキルや知識について解説して行きます。
開発言語
他にもGO、Ruby、JavaScriptなどバックエンド開発で利用されるプログラミング言語は多岐に渡りますが、特にこだわりがなければ、案件数が多い上記の4つのいずれかを習得することをオススメします。
プログラミング言語の習得のコツは、まず1つの言語を正しく扱えるようになることです。



1つの言語を覚えれば、他のプログラミング言語を少し学べば、構文や関数名などを直感的に理解できるため、並行して学習するよりも効率は高くなるでしょう。
簡単にそれぞれの役割の違いを説明します。
PHP
CMSで世界一のシェアを誇る「WordPress」も、PHPで開発されています。
PHPはソースコードの可読性が高く、インターネットで日本語の情報も多く出回っているため、バックエンドのプログラミング言語のなかでも学習難易度は優しい部類に入ります。
企業のホームページや、コンテンツの開発に携わるならPHPを学習するのが良いでしょう。
Java
PHPよりは学習難易度は上がりますが、Androidアプリ開発にもJavaは利用されているため、スマホアプリ開発に興味がある方にもオススメの言語です。
IT企業では新卒に最初に学習させる言語はJavaだというくらい、バックエンドエンジニアの募集でも特に案件数が多いのが、このJavaです。
Python
自動処理や統計、解析、数学のライブラリが豊富に提供されており、コードの可読性も高く、AIエンジニアになれば年収1,000万も超えるといった将来性の高い言語です。
学習コストも決して高くなく、多くのプログラミングスクールで学習できる言語であるため、先端技術に関わりたいならPythonを学ぶのが近道です。
C#
取得難易度は他のプログラミング言語に比べて高めですが、ゲーム開発に携わりたいならC#を習得するのが良いでしょう。
Unityと呼ばれるゲーム開発エンジンではC#が採用されており、ポケモンGOがUnityで作られているのは有名です。
前述したJavaとも記述が似ている部分が多いため、業務システムでも利用されることが多く、Javaの次はC#を習得する方も多いようです。
知識・スキル
言語以外でフロントエンド開発で必要となるスキルや知識は下記3点になります。
- サーバーやOSの知識
- データベースの知識
- 論理的思考力
サーバーやOSの知識
クライアントの利用用途や要望に合わせたサーバーの選定や、日々更新されるOSのアップデート情報、プログラミング言語以外にもハードウェアやミドルウェアの知識が必要とされます。
データベースの知識
MySQL、SQL Server、Oracleなどのミドルウェアと呼ばれるデータベースですが、フロントエンドで要求された問合せを迅速に返すために、最適なデータベースの設計から、問合せの構文などデータベース構築や運用に必要な知識が求められます。
論理的思考力
バックエンドエンジニアは、Webサービス導入後はシステムを維持するだけではなく、エンドユーザーがサービスを利用しやすいように、システムのパフォーマンス向上や利便性が高い機能の追加など、ユーザビリティを高めるための論理的思考力が求められます。
時にはクライアントやフロントエンドエンジニアへの理解を得るためのプレゼンテーションといったコミュニケーション力も必要です。
まとめ


バックエンドエンジニアは、Webサービスのみならず、全てのシステムの基盤であり、幅広い知識が求められる専門性の高い職種であることがお分かり頂けたかと思います。
その分、市場のニーズや将来性も高く、IT技術に興味があればどこまででも市場価値を高められるため、1,000万プレーヤーを目指せる夢のある職種とも言えるでしょう。