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近年では、ビックデータを用いることで新しい事業を展開することやユーザーの声を聞くことで改良をしていくなど、企業の成長を促してくれます。
しかし「ビックデータは、なんとなくわかるけど難しい」という方の多いのではないでしょうか。
そこで、今回は「ビックデータとは」「ビックデータのメリット」についてご紹介していきます。

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ビックデータとは?


ビックデータは「巨大なデータ群」とも呼ばれていますが、単なるデータではなく以下のような3Vを基にした特徴があります。
- Volume(膨大な量)
- Variety(多様性)
- Velocity(速度・頻度)
また、最近では「Veracity(正確性)」「Value(価値)」の2つが加わっており、合計5つのVを特徴としています。
ビックデータと聞くと「なんでもできそう」と思われがちですが、テキストや動画、音声などを分析していくためには、ツールが必要となります。
一方で、ビックデータを最も必要としている分野「AI」では、開発の際に必ずビックデータを用いることから、ビックデータとAIの関係性にも注目されています。
AIについて詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。


ビックデータの3つのメリット


ここからは、ビックデータのメリットについてご紹介していきます。
ユーザーを細かく分析することができる
また、分析だけではなく「この後、どう行動するのか」「どのような目の動きをして購入しているのか」など、ユーザーの行動をより正確に把握することができ、予測も行うことが可能です。
このような企業が最も理想としている「One to Oneマーケケティング」を実現することで、今までよりも特定のユーザー層を狙った商品開発や商品の導線作りなどを行うことができます。
今後の事業展開に役に立つ
例えば、メルカリやラクマなどのフリーマーケットでは、出品者と落札者の取引履歴から「どのようにアプデをしたら、使いやすくなるのか」「注意点などの追加」などを考えることが可能です。
また、企業としての戦略や今後の方針を「数値化」によって決めることができるため、今までよりも確信を持って事業展開をすることもできます。
戦略を決めていくことができれば、新たな価値を生み出すことにもつながるため、企業成長が見込めるのもメリットの1つです。
スピードを重視して事業を実現できる
そのため「ビックデータじゃなくても…」と思われるかもしれません。
しかし、ビックデータを活用するからこそ分析に正確性を持たすことができ、すぐに課題を発見・改善することができるため、スピード重視で事業を展開することができるのです。
今までは、会議などで「顧客分析」から話し合っていましたが、その時間を短縮することができ、効率化を図ることも可能です。
また、ユーザーに対しても「こんなのがあったらな」というのをすぐに実現することができるため、企業のブランドイメージにもつながっていきます。
このように、ビックデータを使うことで、さまざまなデータを組み合わせて分析し、ユーザー理解をさらに深めてスピーディーに解決できるのがメリットです。
ビッグデータの注意点とは?


ビックデータは、企業の成長を促してくれるメリットがあります。
しかし「ビックデータの注意点」を知らないことで、自分の企業に反映させることが難しくなってしまいます。
そこで、ここからは「ビックデータの注意点」についてご紹介していきます。
データ選定による負荷・ストレージの必要性
ビックデータは、膨大な量から分析していくため、そのデータを保存するストレージが必要となっています。
また、ビックデータを利用していくためには、データの選定を正確に行わないと、分析の精度を落ちてしまいます。
そのため、データを選定していくシステムにも負荷がかかるため、自分の会社が対応できるかが課題として挙げられているのが現状です、 解決方法としては、運用の方針をしっかりと決めていき「どのように、データを集めて保存していくのか」「どのように活用していくか」を決めていくことが大切です。
スキルが高い人材の確保
ビックデータを運用していくためには、データ活用に詳しいスキルが高い人材を採用する必要があります。
また、技術だけではなく、トラブルなどに対応できる「知識」も必要になるため、高い対応スキルがある人材が望ましいとされています。
しかし、データに詳しい人はいるが、ビジネスに精通しておらず「どう活用していけばいいのか」まで展開できない場合が多いため、両方を満たしている人材の確保は難しいとされています。
そのため、企業全体が「ビックデータに関する人材育成」などを行っていく必要があり、コストがかかることもあります。
まとめ


今回は「ビックデータとは」「ビックデータのメリット」について、ご紹介しました。
ビックデータは下記の5つのVを起点として展開されています。
- Volume(膨大な量)
- Variety(多様性)
- Velocity(速度・頻度)
- Veracity(正確性)
- Value(価値)
ビックデータを用いることで、さまざまな課題を解決することができ「企業成長」だけではなく、ユーザーの満足度を上げてブランドイメージを向上させることが可能です。
「ビックデータとは?」と悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。