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開発者が好んで使っていたPerl、Smalltalk、Eiffel、Ada、Lispといったプログラミング言語を参考に作られており、Perl(パール)は6月の誕生石であることから、次の7月の誕生石であるRuby(ルビー)と命名されました。
Rubyのコードはシンプルで可読性が高く、それに加えて、Ruby on rails(ルビーオンレイルズ)というフレームワークを使うことで、Webアプリケーションの開発が素早くできます。
この記事では、Rubyで何ができるのか?をテーマに、Rubyの特徴を実際のソースコードを見ながらご紹介いたします。
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Rubyでできること
Rubyで開発された有名なWebアプリケーションは、hulu、クックパッド、食べログ、価格.com、クラウドワークスがあります。
また、Solidusという決済機能が付いたフレームワークを使うと、ECサイトが構築できることもRubyを使うメリットです。
以前はTwitterもRuby on railsで開発されており(現在はJavaVMに移行)、世の中の殆どのWebサービスがRubyで開発できることが証明されたといえます。
Rubyはコードがシンプルで同じインタプリンタ言語であるPythonと比較をされることが多いですが、それぞれ得意なフレームワークがあり、以下のような違いがあります。
- WebアプリケーションやECサイトを開発するならRuby
- 人工知能やデータ分析、IoTを開発するならPython
Rubyのはじめかた
それではRubyをはじめるに当たって、必要な作業をご説明します。
Rubyのダウンロード手順
下記のRubyのダウンロードサイトにアクセスしてください。
以下の手順でインストールを進めてください。
コンソールの内容に従い、DevKit(MSYS2)をインストールします。
スタートボタンから「Start Command Prompt with Ruby」を起動します。
コマンド「ruby -v」を実行してバージョン情報の出力を確認します。
Rubyファイルの実行
これでRubyの開発環境の準備ができました。
次にRubyのファイルを実行してみましょう。
puts 'Hello'
スタートボタンから「Start Command Prompt with Ruby」を起動します。
コンソールに「ruby Hello.rb」と入力してコマンド実行します。
putsというメソッドは引数(メソッドに入ってきた値)を表示することができます。
ですので、Rubyのコンソール画面に「Hello」という文字が出力されたかと思います。
Rubyのコードの特徴
続いて、Rubyの特徴である「短い記述」、「可読性」、「オブジェクト指向」の3つを体験してみましょう。
class Calc
def tax(price)
return (price + (price * 0.1)).round
end
end
puts "商品の単価を入力してください"
price = gets.to_i
item = Calc.new
puts item.tax(price)
1行目の「class Calc」という記述は、Calcというクラスを定義してします。
クラスは設計書のようなもので、クラス単体では機能しません。
インスタンス化といってクラス(設計書)を元に実体をつくり、実体に処理したいデータ(引数やパラメータと呼ばれる)渡すことで初めて機能します。
オブジェクト指向については下記の記事で詳しく解説していますので、是非ご参考にしてください!
10行足らずで税込計算のプログラムが作れるRubyの凄さを体験して頂けたかと思います。
まとめ
Rubyは日本で開発されこともあり、インターネット上に多くの日本語のノウハウやサンプルコードがありますので、初学者に優しいプログラミング言語です。
また、変化に強く少ないコードで開発ができるため、スタートアップ起業や、アジャイル開発の現場などにも採用されることが多い需要の高いため、Webアプリケーションを開発したい方はぜひRubyを選択肢にいれてみて下さい。